平成17年(2005年)~
箱根山 愛鷹山 三頭山 大岳山 櫛形山 森吉山 戸来岳 暑寒別岳 女峰山 帝釈山 乾徳山 天狗岳 舟形山
武甲山 雲仙岳 キナバル山

箱根山はこねやま 神山(1438m) 神奈川県
平成17年5月1日
芦ノ湖のロープウェー駅から、12時30分出発。駒ヶ岳山頂駅付近は霧で視界が10㍍位しかない。樹林に覆われた登山道を下り、登り返す。樹林帯で霧のためほとんど周りが見えない。単調な道を1時間ほどして箱根山の最高峰・神山山頂に飛び出した。10分ほど休憩して2時前に下山する。2時40分、山頂駅に着く。相変わらず、霧が濃く展望はまったくなかった。竹倉温泉に向かう。
神山・山頂

愛鷹山あしたかやま越前岳(1507m) 静岡県 平成17年5月2日
広い駐車所のある登山口より10時5分に登り始める。30分ほどの急な登りで山道らしくなってきた。しかし、樹林帯のため視界はなく、霧が濃くなってきた。やや広い尾根をつめて11時25分に山頂に着いた。鳥取県から来ているという夫婦一組だけいた。視界は数十㍍しかなく15分ほどで下山した。12時半、登山口に着く。

三頭山みとうさん (1531m) 東京都
平成17年5月27日
1時5分、都民の森登山口より登り始めた。三頭大滝を越え、整備された登山道を登っていく。1時間ほどして尾根道にある避難小屋に着いた。ここから、ミツバツツジが群生する15分ほどの登りで山頂に着き、2時50分下山。縦走していったが道が縦横にあり、わかりずらかった。3時45分、元の登山口に着いた。数馬の湯温泉に入り、泊。

大岳山おおだけさん(1226m) 山梨県
平成17年5月28日
9時20分、御嶽山駅出発。山上集落を過ぎ、御嶽山神社に参拝。ここから、奥の院の登山道を進み、10時30分、鍋割山。さらに樹林帯を一端下ってアクバ峠から平坦な道となった。岩場の連続する道を越え、大岳神社からの急登をつめて、11時15分に山頂に着いた。曇っていて展望はなかった。20分ほどで下山。1時30分に御嶽山駅に着く。松ノ湯温泉へ。

櫛形山くしがたやま(2052m) 山梨県
平成17年7月9日
芦安(南アルプス市)桃ノ木温泉を8時過ぎに出発。林道を越えて、みはらし平駐車場へ車を止める。9時10分、整備された北尾根登山道を登り、10時40分にアヤメが群生しているアヤメ平に着いた。霧の中の群落である。ここから30分ほどで登って裸山にでると、今まで見たこともないほどのアヤメの大群生地に出会った。山頂を一回りして、樹林帯を下り、登り返して11時50分櫛形山山頂に着いた。アヤメの名山ということもあって多くの人でにぎわっていた。山頂は霧も濃く、展望もないので12時20分に下山。バラボタン平から深い原生林の中を進む頃、ほとんど人もいなくなってきた。元のアヤメ平を一周して、2時15分に元の登山口に着いた。
夜叉神峠に寄って、桃の木温泉(温泉はGood)に連泊する。
森吉山もりよしやま (1454m) 秋田県 平成17年7月23日
前日、名瀑・安の滝を往復(徒歩1時間半)し、阿仁またぎ温泉に泊。23日8時前、車で阿仁スキー場の登山口上部までいき、8時25分より登り始める。しばらく樹林帯の中を登り、9時20分にゴンドラ山頂駅あたりから視界は開けてきた。石森の稜線分岐から、見事なお花畑が連続してあらわれる。おもにニッコウキスゲが多いが、イワカガミやシラネアオイ等、多くの高山植物が群生していた。避難小屋から小さな湿原を越え、岩混じりを10分ほど登って
10時30分、森吉山・山頂に着いた。360度の大展望であるが、ややガスぽかった。それでも、秋田駒ケ岳や田沢湖が見渡された。10時45分下山。高山植物を眺めながら下り、
12時20分に元の登山口に着いた。 近くを散策しながら杜温泉に入り、弘前大坊温泉で行われる同窓会に出席。


8合目・石森のお花畑より森吉山山頂を

戸来岳へらいだけ(1156m) 青森県 平成17年7月24日
同窓会後、十和田湖近くの伝説の山、戸来(へらい)岳を登ることにした。新郷村から荒れた林道を30分ほど車で進み、11時30分に林道上部登山口より登り始めた。しばらく緩やかな樹林帯の中を登り、やがて最初のピーク駒ヶ岳へは直線の急な登りが続いた。1時前に駒ヶ岳に着いた。雲が出始めてきた。昼食後一直線に下り、さらに、急な直登の登山道を登り返し、1時30分、戸来岳のもう一つのピーク、三ツ岳に着いた。誰もいない。ガスっていたが、十和田湖などがかすんで見えた。
1時45分に下山、登山道があまり整備されていなく、急な下りと登りが続いていく。3 時15分に元の登山口に着いた。結局、誰とも会わない貸し切りの山であった。 下山後、伝説のキリストの墓やピラミット(新郷村・旧戸来村)に立ちより、田子温泉に泊。翌日、日本中央碑(記念館)や岩手県・野田玉川鉱山跡に寄り、種市温泉に泊る。
暑寒別岳しょかんべつだけ(1492m) 北海道 平成17年8月6日
朝4時20分、無人の南暑寒荘を出発。薄暗い登山路を快適に登っていった。5時50分、雨竜沼湿原に出て、木道となる。さすが北海道の尾瀬と言われるだけあって見事な高層湿原である。しかも、朝日に照らされた景観を独り占めである。湿原から、なだらかな登りとなり7時45分に南暑寒別岳に着いた。真っ正面に暑寒別岳がそびえている。山頂から急な下りとなる。最低鞍部から暑寒別岳までの登りかえしは、暑さも厳しくなり体力を消耗していった。9時50分、山頂に着いた。360度の見事な景観である。しかし、ここから、帰り14㎞の長い距離を考えると不安も重なった。10時10分下山。持参の水もほとんどなくなり、南暑寒別岳へやっとの思いで着き、ここで初めて人と会った。さらに長い下山路を下り、再びの雨量沼湿原に感動し、3時10分、元の登山口に着いた。江部乙温泉に泊。(跡、天人峡温泉、十勝岳温泉、登別温泉に泊)


南暑寒別岳登山道より雨量沼湿原

女峰山にょほうさん(2483m) 栃木県
平成17年8月16日
8時前に湯元温泉をたち、男体山の裏側の志津林道を行く。ゲート前に車を止め、8時30分に出発。しばらく林道を歩き、9時、馬立てからいったん下って登り返した。1時間ほど樹林帯の登山道を進み、10時20分に唐沢小屋に着いた。誰もいなかった。しばらく休憩してから登りはじめ、足場の悪い斜面をつめて急登し、11時に山頂に着いた。誰もいなく、霧で何も見えなかった。11時15分に下山。唐沢小屋下の水場で休憩し、尾根道を下り、12時40分に馬立て。そこからは長い林道歩きとなった。1時5分に元のゲートに着いた頃、雨となった。

帝釈山たいしゃくさん (2060m) 福島県
平成17年9月24日 7時半過ぎに湯ノ花温泉をたち、30分以上ダートな林道を車でのぼっていく。猿倉登山口に着いた頃雨が降り出してきた。小雨なので傘を差しながら8時45分に登り始めた。9時40分に小さな小田代湿原に着き、そこから20分ほど登って田代湿原に出た。相変わらず小雨模様で湿原全体の展望は得られなかった。湿原を10数分ほどして大師小屋に着き、小休止。そこから樹林帯の中をいったん下り、登り返すころ雨足が強くなってきた。11時15分に山頂に着いたが霧で何も見えなかった。15分ほどで下山。相変わらず小雨が降る中、元の道を下っていった。1時30分に登山口に着いた。(連泊)

乾徳山けんとくさん(2031m) 山梨県
平成18年5月27日
前日、釈迦ケ岳の野生スズラン群生地を散策して、川浦温泉に泊。27日、徳和集落の広場に車を止め、8時半、林道を15分ほど進み、登山道に入る。数回林道を横切り、銀晶水、錦晶水の水場で休憩後、10時に国師ケ原の広場に着いた。ツツジが所々に咲いていて心地良い。ここから20分で扇平の尾根に出たが、ガスが濃く展望は全くない。岩だらけの急坂を30分ほど登ると大きな岩場(天狗岩)にでた。鎖を頼りに登り、11時15分、狭い山頂に着く。誰もいない。視界も霧で数10㍍ほどしかない。 11時40分、下山開始。慎重に岩場を降り、元の道を下り登山口に1時50分に着いた。(昇仙峡、恵林寺、窪神社等散策)

天狗岳てんぐだけ(2646m)長野県
平成18年6月16日
渋ノ湯を7時50分に出発。小雨交じりの樹林帯の道を1時間ほど登ると、沢道になった。雨が降り出し、沢の水が増えて流れも急になってきた。沢から離れ、黒百合ヒュッテへ10時に着く。誰もいなくシーンとしている。ここから、小さな雪渓を越えて、岩の尾根道となる。天狗の奥庭と呼ばれ、池が点在しているが、霧でほとんど見えない。やがて雨が強くなってきた。岩混じりの急斜面を詰めて11時10分東天狗の山頂に着いた。まもなく雨はあがったが、視界はほとんどない。いったん下り、登り返して11時半に西天狗に着いた。誰もいない。15分ほど休憩して下山。岩場の急斜面から樹林帯を下って、1時40分唐沢鉱泉。2時25分、渋温泉についた。(蓼科、清里等散策)

船形山ふながたやま(1500m)宮城・山形県
平成18年7月9日
作並温泉を7時半に出発。9時過ぎに林道に入る。厳しい悪路を40分間、慎重に運転する。大野野営場の空き地に車を止め、10時に登り始める。ブナの林の中を1時間ほど登ると樹林がなくなり、直射日光が照りつけてきた。汗だくになりながら急登をつめ11時35分山頂に着く。曇っていて視界はほとんどない。山頂には立派な避難小屋が建っていた。30分ほど休憩して下山。尾根の道から沢沿いの道となり、非常に歩きにくい。1時過ぎに、真上をヘリコプターがさかんに往復していた。升沢避難小屋の解体新築中であった。樹林の中の暗い道を1時間ほど下り、2時に元の登山口に着いた。早速着替え、松島での同窓会へ向かう。 (甲子温泉、磐梯熱海温泉、
山頂尾根より舟形山と避難小屋 勝常寺、松島、喜多方等散策)

武甲山ぶこうさん(1304m) 埼玉県
平成18年9月23日
不動鉱泉を7時半出発。生川の林道脇の空き地に車を止め、8時15分、一の鳥居から登り始めた。緩やかな杉林の中をジグザグに登っていく。やがて、滝不動があらわれ、ほっと一息つける。9時過ぎに、大きな千年杉のある広場に着く。ここからも相変わらず樹林の薄暗いジグザグの道を登る。数分ごとに何丁目とういう石碑があるので目安になる(山頂は52丁目)。 9時40分、山頂下のやや開けた場所に着く。そこに御獄神社が奉られていて、その裏が三角点のある山頂となっていた。柵に囲まれ、その下は石灰岩採掘でで切り崩された壁となっていた。曇っていて視界はほとんどなかった。15分ほど休憩して下山。もとの道を下って行くと登山者の数も増えてきた。まだ、裏側周辺には自然が残っている。秩父の採掘工場や観光から取り残された感じである。11時に元の一の鳥居登山口に着いた。昼食後、高崎、赤城温泉に向かう。

雲仙岳うんぜんだけ (1359m) 長崎県
平成18年10月14日 13日、長崎市内を散策後、雲仙小地獄温泉・青雲荘(二重丸の国民宿舎)に泊。翌14日、30分ほどで仁田峠に着き、ロープウェーで妙見岳に登る。9時15分に展望所を出発。普賢岳の向こうには、火山活動で盛り上がった平成新山(1486m)が見える。快適な尾根道を緩やかに下っていく。15分ほどで国見岳の分岐につき、急な下りとなった。9時40分、紅葉茶屋に着き、ここから岩混じりの急坂を20分ほど登って頂上直下の普賢神社に着いた。10時過ぎに山頂に着き、ここで初めて登山者と出会う。山頂は曇っていたが、360度の展望が開けていた。すぐ目の前に、平成新山の溶岩だらけの荒々しい姿が迫り、煙をあげていた。10時半に下山。紅葉茶屋からアザミ谷の樹林の道を下り、11時過ぎ仁田峠に着いた。(雲仙、深江町、島原武家屋敷等散策)
キナバル山 (4095m)ボルネオ(マレーシア) 平成18年7月29日
7月27日、成田空港を13時半に発ち、18時半過ぎ、ボルネオ・コタキナバル空港に到着。やはり暑い。市内のマレーシア・レストランで夕食後、2時間ほど暗闇の中を、マイクロバスで走り、10時過ぎ、山麓のキナバル公園に着いた。立派なコテージである。 7月28日、朝食後、9時にコテージを発ち、9時30分に登山口から登り始めた。ツアー客のキャンセルで、自分一人にガイドとポーター、そして旅行会社の新人研修員という構成になってしまった。登山口からすぐ、カールソン滝、そこから薄暗い原生林となり、日本の山に似た樹林帯の登山道となった。約30分ごとに休憩用のシェルターが設けられている。ゆっくり登り、2時前に3272mのラバンラタ山小屋に着いた。立派な小屋で、夕食もバイキングスタイルでゆっくりすごすことが出来た。朝が早いので早めに寝たが、眠れなかった。やはり高山である。
7月29日、1時半に起床し、軽く食事をして3時前に山小屋を出る。真っ暗で、寒い。ヘッドランプをつけ、急な斜面を登っていく。1時間ほどで最後のサヤサヤ小屋を過ぎると、景観はがらりと変わり、むき出しの広々とした白い花崗岩が延々と続く。暗い世界に夜空の星が広がり、時々雷が遠くで光り、そのたびに岩峰が浮かび上がる。まるで宇宙の中にいるようである。 登るにつれ、息が苦しくなってくる。意識的にゆっくり一歩づつ身体を持ち上げていく。登るにつれ 明るくなってくると360度の世界が広がってきた。 最後の岩の急登をつめて、6時20分に狭い岩峰の山頂に着いた。寒さは、4000mに立った充実感で忘れてしまう。残念ながら、雲で来光は拝めなかった。 7時過ぎに下山。朝日に輝く岩峰群を見ながら高度を下げていく。気持ちの良い景観である。9時30分小屋に着き、朝食後、10時に小屋を発つ。単調な長い登山道をひたすら下って2時前に登山口に着いた。すぐ近くの家庭料理の店で昼食後、キナバル市内へ。 翌日、市内を一日中散策して、帰路についた。


キナバル山最高峰「ローズピーク」


山頂下よりサウスピーク コタキナバル市内のマーケット