二・三百名山(福島・新潟)No.2

                 
2-1帝釈山(福島)  2-2会津朝日岳(福島)  2-3二岐山(福島)
2-4大滝根山(福島)  2-5御神楽山(新潟)    2-6守門岳(新潟)
2-7中ノ岳(新潟)  2-8八海山(新潟)     2-9二王子山(新潟)
2-10佐武流岳(新潟、長野)   2-11米山(新潟)
2-12浅草岳(新潟・福島)    金北山・ドンデン山(新潟)
2-13八溝山(福島、茨城)   霊山(福島)  2-14荒沢岳(新潟)
2-15七ケ岳(福島) 2-16一切経山(福島)    

2-1.帝釈(たいしゃく) (2060m) 福島県      平成17年9月24日

  7時半過ぎに湯ノ花温泉をたち、30分以上ダートな林道を車でのぼっていく。猿倉登山口に着いた頃雨が降り出してきた。小雨なので傘を差しながら8時45分に登り始めた。9時40分に小さな小田代湿原に着き、そこから20分ほど登って田代湿原に出た。相変わらず小雨模様で湿原全体の展望は得られなかった。湿原を10数分ほどして大師小屋に着き、小休止。そこから樹林帯の中をいったん下り、登り返すころ雨足が強くなってきた。11時15分に山頂に着いたが霧で何も見えなかった。15分ほどで下山。相変わらず小雨が降る中、元の道を下っていった。1時30分に登山口に着いた。(連泊)

                                     霧の田代山湿原

2-2会津朝日岳 (1795m) 福島県   平成22年6月24日

  7時50分に赤倉沢登山口から登り始める。朝から気温が高く汗が噴き出してくる。8時45分に山吉ミチギの水場に着き一息いれる。こっから単調なジグザグの急登となる。尾根道に出て見晴らしがよくなり叶の高手に10時に着いた。ここから下りになると会津朝日岳が正面に見えてくる。鞍部の熊の平避難小屋から登り返し、やがて細い雪渓にでる。急斜面を慎重に歩を上げていく。岩場を過ぎて11時20分山頂に着いた。晴天のため会津・信越の山々が見渡された。40分に下山。下りの雪渓を滑落に注意しながら下っていった。熊の平から登り返し、叶高手から長い下りに入り、2時40分に登山口に着いた。猛暑の中、誰とも会わない貸し切り登山となった。(深沢温泉泊)

                                   尾根道の叶高手より山頂を

2-3二岐 (ふたまた) 山(1544m) 福島県   平成26年6月20日

8時過ぎに土砂降りの雨も上がり、8時45分に御鍋神社の駐車場から登り始める。すぐに八丁坂という急な登りを1時間ほどでブナ平の台地に着く。見事なブナ林が広がっていた。ぬかるみの道をしばらく行くと又、急な登りが続き、10時35分に山頂に着いた。どんよりしていたが、南東北の山々が見渡せた。 昼食後11時に下山。元の道を慎重に下っていき、12時20分に登山口に着く。今回も誰とも会わない貸し切り登山となった。 近くの御鍋神社に参拝し、二岐温泉「大和館」の渓谷露天にのんびり入り、隣の湯小屋(つげ義春)を見て帰路につく。

                                  中腹のブナ林

2-4大滝根(おおたきね)(1192m) 福島県  平成26年9月27日

 湯治の三春温泉を朝出発。阿武隈の鬼穴登山口から9時40分、沢沿いから緩かな尾根道を登っていく。 30分ほどでブナ平の平地に着く。ここから急になってくる。2カ所ほど岩場があるが、たいしたことはない。やがて航空自衛隊のレーダー基地のフェンス沿いに行くと、山頂・霊峰神社に10時50分に着いた。 休憩後、11時20分下山。12時15分に登山口に着いた。近くの鬼穴の岩場や、廃墟のあぶくま高原ホテルを見学後、帰路につく。

    山頂の霊峰神社                       登山口付近から大滝根山

2-5御神楽(みかぐら) (1387m) 新潟県   平成26年7月30日

  29日、御神楽温泉に入り、近くの神社Pで車中泊。翌日、5時に室谷登山口から沢沿いの道を行く。あまり登られていないらしく、所々草で覆われていて露に濡れながら登る。段々蒸し暑くなってくる。 6時45分に水場に着きホッとする。単調な登りから尾根に出て見晴らしも良くなってきた。やがて山頂と東面スラブ状岩壁が見えてくる頃、雨乞峰に着く。ここから少し下って登り返し8時半に山頂に着いた。快晴で日差しも強い。軽く食事や展望楽しんだ後、9時に下山。 元の樹林帯の中を下って行き、11時35分登山口に着いた。   誰とも会わない貸し切り登山となった。津川インター近くの赤湯温泉に入り、津川町見学後、帰路につく。

                                山頂から湯沢の頭・東面スラブ岸壁

2-6守門(すもん)(1537m)  新潟県         平成24年6月18日

 大白川登山口を8時20分に出発。急斜面を30分ほどでエデシという尾根に着く。ここからさらに急な尾根道にはイワカガミなどの高山植物が咲き誇っていた。1時間ほどで三の芝という草原尾根になるが、広い雪渓が続き、しかもガスがかかっていて見晴らしは、ほとんど無い。悪いことに、人が歩いた足跡はまったくない。しばらくナビを頼りに登るが、さらに見晴らしが悪くなり下山することにした。 下山途中のエデシから布引の滝へ寄る。細めだが思ったより迫力がある。 近くの寿和温泉に寄る。

    中腹稜線のエデシ付近より守門岳                      布引の滝   

2-7 中ノ岳 (2085m)  新潟県   平成24年10月6日

◎10月5日
 7時半、十字峡登山口からいきなりの急登が始まる。寝袋、水3㍑強など久しぶりに12キロ超えで応える。ゆっくりペースで樹林の中を高度を稼ぎ、11時過ぎ5合目の日向山に着き展望が開けてきた。  ここから生姜畑という気持ちの良い池溏を過ぎ、小天上から展望が広がる尾根道を登っていき、2時前に分岐の池の段を過ぎ2時15分山頂に着いた。ここから数分下って山頂避難小屋に着く。しばらくしてもう一人が来て話し相手ができた。夜は寒かった。
◎10月6日
6時50分、濃霧の中避難小屋を出る。同宿者と山頂で別れる。標高差1600mを下っていく。土曜日で10人くらい出会う。単調に下って11時過ぎに元の登山口に着く。
 近くの五十沢温泉「さくり」でのんびり休憩。

                                8合目・小天上より中ノ岳登山道尾根の紅葉

2-8八海山 (1778m)   新潟県   平成16年8月17日

 8時40分、ロープウェイ山頂駅から樹林帯の尾根道を登りはじめた。9時45分、女人堂のきれいな避難小屋に着く。小雨が降り出したが、小休止している間に止んできた。薬師岳の急登を越え、千本槍小屋からは、八つの岩峰を登り返えしていかなければならない。鎖が付いてるとはいえ、慎重に岩をよじ登っていく。下りは、鎖に振られられないよう確実に足を降ろしていく。最後の岩峰・大日岳へは、岩場が真下に数百㍍も切れ落ちている絶壁であった。11時25分に誰もいない狭い山頂に着いた。周囲は曇っていたが、駒ヶ岳や中岳などの山々が見渡せた。11時40分、岩場を下り、さらに登り返して12時10分、最高峰・入道岳に着いた。帰路は、巻き道を下り、2時40分に、山頂駅に着いた。翌日、六日町温泉から月潟村に寄り、会津西山温泉に向かう。

                                入道山山頂より八海山八峰の岩峰

2-9 二王子山(1420m)  新潟県     平成24年8月3日

◎8月3日・・二王子神社登山口より10時50分に登る。猛暑の中、汗が滝のように流れ落ちる。12時半に一王子小屋に着き、水場で体を冷やす。さらに急坂を登り3時半に山頂に着く。山頂の避難小屋で休む。誰もいない。今まで経験したことのない猛暑でカメラはバッテリーがあがって携帯で撮るしかなくなった。しばらく山頂で飯豊連峰等を眺める。その後軽く夕食をとり、広い避難小屋で一人のんびり過ごす。周辺数キロに人は誰もいない、山を独り占めである。  ◎8月4日・ 朝4時に起きて、日の出前の山頂で大展望を楽しむ。5時前、ご来光を拝み、朝食をとって6時に下山。快適に下り、9時前、登山口に着いた。帰路、ゆったり三川温泉で汗を流し、近くの将軍杉に寄る。

      山頂より飯豊連峰からのご来光                    山頂三角点    

2-10佐武流山 (2192m) 長野・新潟県   平成25年8月29日

 28日、秋山郷の湯ノ沢温泉に入り林道ゲート前で車中泊。翌朝5時15分、自転車で林道を1時間ほど進み、道脇に自転車を置く。15分ほど下って檜俣川に着く。飛び石づたいに渡ってから急な登りが続く。9時過ぎにワルサ峰につく頃から展望が開け、苗場山や県境の山々が見渡された。2度ほどの登り返しで10時に西赤沢源頭に着き、ここから緩やかな樹林帯の中を登って11時に佐武流山山頂に着いた。すぐに下山。ワルサ峰に向かう途中で初めて1人と会った(奥深い秘境の山なので登山者は少ない)。       写真を撮りながら下り、1時、ワルサ峰から急な下りが続く。3時、檜俣川を渡り、林道に出てから自転車で一気に下り4時前に林道ゲートに着く。 秋山郷・赤沢温泉に入って帰路につく。

                                  ワルサ峰より佐武流山方面を(中央ピーク)

2-11米山(よねやま) (993m) 新潟県       平成20年11月7日

 前日、水上の照葉峡を散策し、水上温泉に泊。11日、12時に水野林道の登山口から登り始める。小雨がぱらつき薄暗い樹林の階段状の急斜面を登る。30分ほどで尾根道の分岐点に着く。すぐ壊れかけた女人堂避難小屋の脇を下り、米山へと登り返す。尾根道で雨はそれほどではないが、風が強くあたるようになってきた。20分ほど登り、12時50分に立派な山頂小屋と薬師堂が建っている米山山頂に着いた。小屋で休憩後11時15分に下山する。ここで初めて中年男と会う。相変わらず小雨がぱらつき展望はない。樹林帯も紅葉しているが、視界も数十㍍しかない。2時に元の登山口に着き鵜の浜温泉に向かう。翌日、出雲崎(良寛堂、芭蕉の大崎屋等)を散策。


                                    山頂の避難小屋 

2-12浅草岳(あさくさだけ)1586m  新潟県      令和2年8月20日

                                      前岳山頂下より浅草岳を

 早朝6時前に南魚沼の栃尾又温泉を出発。途中の鏡ケ池に立ち寄り、細い林道を進んで7時前にネズモチ登山口駐車場に着いた。
7時20分、出発。林道からすぐに登山道に入る。途中の沢で体を冷やしてすぐに急登になる。しかも猛暑のなか2時間以上も続く。やがて前岳につき展望が開けてきた。ここからなだらかな木道から一登りで9時50分過ぎに山頂に着いた。越後三山をはじめ越後の山々や田子倉湖が薄曇りの中に広がっていた。誰もいない山頂で昼食休憩後、10時30分下山。急な斜面を下っていく。12時10分に登山口に着いた。2組3名としか会わなかった。猛暑の中で厳しい登山であった。  

 

金北山・ドンデン山(尻立山)(940m) 新潟県(佐渡島)     平成23年6月1日
  ドンデン山荘から10分ほどでドンデン山(タダラ峰、尻立山)で、金北山や佐渡の山々が見渡せた。ここから20分ほど下って、ドンデン池に着いた。高山植物がチラホラ咲いていた。金北山や大野亀のトビシマカンゾウ群落等、島内を回る

                              大野亀のトビシマカンゾウ

2-13八溝山(1022m) 茨城・福島県   平成21年4月16日   

       八溝山山頂(三角点)                  霊山山頂(三角点)

◎霊山(825m)福島県   平成21年4月15日             

 11時に駐車場を出発。岩塊を積み上げたような山容が寒風の中、の前に聳えていた。 15分ほどの登りで「天狗の相撲場」とか「護摩壇」という岩場が次々と出てくるが大したこともなく「国司館跡」の広場に出る。ここから広い登山道を進み、11時55分、台地の東端の「東物見岩」に着く。この岩場が標高825m、霊山最高地点にあたる。霧がでて展望もなく、風が強く寒さを感じる。ここから「猿飛岩」「望洋岩」等の岩場を下り、12時40分元の登山口に着いた。奇岩・怪石の名勝と言われる山であるが、結局誰にも会わない貸し切りの登山となった。(下山後、霊山寺により土湯温泉へ)
  令和4年8月25日



2-14 荒沢岳1969m)  新潟県      平成26年8月20日

 19日、白銀の湯に入り、車中泊。5時10分、登山開始。樹林帯を急登し、5時55分に前山に着く。1時間ほど緩やかな登山道を何度か繰り返し、難峰・前嵓の基部で小休止。ここから、難所の岩場が連続する。長い鎖とはしごが連続し、最後の直登気味の岩壁は標高差が100mほどあるほどの鎖場が続き、前嵓山頂に8時15分に着く。ここから尾根道となるが、猛暑と疲労で足取りが重くなってきた。最後の岩場を超えて9時45分山頂に着いた。越後三山をはじめ周囲の山々が見渡せた。10時過ぎに下山。前嵓の岩場を慎重に下り登山口の銀山平に1時35分に着いた。(今回も誰一人会わない貸切り登山)六日町・こまみの湯から帰路に・。                           


2-15 七ケ岳(1634m)   福島県    令和2年6月17日

 朝、湯之上温泉から、たかつえスキー場に向かう。10時30分にスキー場ゲレンデの端を1時間ほど登り、そこから30分林道を歩き、やっと登山口に着いた。照り返しから解放された樹林帯を30分程登り、尾根に出る。会津駒ケ岳や燧が岳などの尾瀬の山々や目の前の稜線上には七ケ岳山頂が見えた。いったん下って登り返し12時40分に山頂に着いた。1時5分に下山。日差しも強く、遮るものがないゲレンデの中を下って行った。2時40分、元の駐車場に着いた。途中で1人しか会わなかった。

 

2-16 一切経山(1949m)  福島県      令和4年8月24日

  福島飯坂温泉よりスカイラインを登っていくが霧が濃くなり慎重に運転していく。9時30分過ぎ、浄土平から登る。しばらくして急登となるが10時15分に酢ケ平避難小屋に着き、ここからガレた道になり展望が広がってくる。吾妻小富士の火口が霧に浮かんで見えた。10時50分に広々とした山頂に着いた(55年ぶりの登頂)。風が強く寒くなってきたが五色沼が真下に見下ろすことができた。休憩後11時15分下山。酸ケ平の分岐から鎌沼の湿原の木道を歩く。沼を一周して下っていく。30分ほどの急な下りで12時10分に浄土平駐車場に着いた。