平成15年(2003年)~
三ツ峠山 浅間隠山 荒船山 御正体山 黒姫山 姫神山 八幡平 秋田駒ヶ岳 蔵王山 栗駒山 焼石山 飯綱山
七面山 英彦山 毛無山 燕岳 大天井岳 戸隠山 八階山 茅ケ岳 由布岳

三ツ峠山みつとうげやま(1785m) 山梨県
平成15年5月12日 三つ峠登山口に車を止め11時15分に出発。はじめ緩やかだが、やや急になってきた広い林道状の登山道を登る。1時間ほどで尾根に出たが曇っていて展望はまったくない。山小屋のある山頂下からひと登りで12時30分に山頂に着いた。相変わらずガスがかかり、10㍍くらいの視界しかない。20分ほどして下山する。元の道を戻るが、1組5、6人のパーティーしか会わなかった。2時30分に登山口に着き、御坂峠・天下茶屋に向かう。

浅間隠山あさまかくしやま(1757m) 群馬県 平成15年5月17日 浅間隠山の北側にある湯治場風の鳩ノ湯温泉・三鳩楼(温泉はgood)から8時前、車で出発。1時間ほど回り込むようにして二度上峠登山口に着く。周囲は霧で視界は10メートルもない。9時に登山口を出発。沢状の道から尾根の道を進み、笹に覆われた急坂をひと登りして、10時に浅間隠山の山頂に着いた。相変わらず濃霧で展望はまったくない。15分ほどして下山。11時に元の登山口に着いた。昼食後、濃霧の山道を下って軽井沢方面に向かう。

荒船山あらふねやま(1423m) 群馬・長野県 平成15年5月18日 山中の一件宿「初谷温泉」(部屋・食事・サービスともに素晴らしい)を車で7時30分出発。近くの内山峠登山口から8時に登り始めた。1時間ほどして岩場の道を登ると艫岩(ともいわ)に着いた。荒船山の特徴である、航空母艦の甲板の端にあたる。ここから山頂部の平らな道を30分ほど行き、5分ほど登って最高峰・経塚山に10時45分に着いた。山頂は樹林に覆われ、しかも霧のため展望はなかった。10分ほどして下山開始。元の艫岩の東屋で休憩し、11時25分に登山口に着いた。

御正体山みしょうたいやま(1682m) 山梨県 平成15年6月5日 都留市・鹿留林道を30分ほど行った池ノ平登山口から9時に登り始める。林道終点から沢を越え、細尾根の急登となる。10時15分、上人堂跡を越えたあたりから富士山が姿を現してきた。11時に分岐点の峰宮跡へ。ここから樹林帯の尾根を30分ほど登って山頂に着いた。山頂は樹林に囲まれ展望はない。しかもヤブ蚊だらけで休憩もそこそこに11時45分に下山。峰宮跡からは真っ正面に富士山をみながら下っていった。1時20分、池ノ平登山口に着いた。その後、都留市温泉で休憩する。

黒姫山くろひめやま (2053m) 長野県 平成15年7月12日 前日、小布施市内を散策。12日、黒姫温泉を出て5時20分、黒姫スキー場から出発。どんより曇っている。スキー場わきの単調な道を2時間ほど登り、姫見台を越えると登山道らしくなった。8時25分黒姫乗越、ここから樹林の尾根道となり、9時10分、山頂に着いた。相変わらず曇っていて展望はない。9時30分下山。11時過ぎ、スキー場あたりから本格的な雨となってきた。下山途中に数組しか会わなかった。 その後、杉野沢温泉で休憩。
姫神山ひめかみやま (1124m) 岩手県 平成15年7月25日
盛岡からレンタカーで渋民村に入り、昼食後一本杉登山口から11時に登り始めた。雑木林の広い道から、ぬかるんだ歩きづらい登山道を1時間ほど登り、12時15分に山頂に着いた。雲がかかっていて、岩手山をはじめ北上の山々は見えなかった。12時30に下山。滑りやすいので慎重に下っていった。1時30に登山口に着く。一組2人しか会わなかった。下山後、渋民村を散策し、八幡平・蒸の湯温泉に泊る。(八幡平を登頂)
26日、三戸・古牧温泉での同窓会に出席。


渋民集落より姫神山
八幡平はちまんたいら(1613m) 岩手・秋田県 平成15年7月27日
八戸での同窓会から大湯(ストーンサークル)に寄り、古代のピラミットと言われる黒又山に登る。その後、玉川温泉で半日ほど休憩。夕方になって好天気の中、八幡平山頂周辺や源太森などの高山湿原を散策し、後生掛温泉に泊。 翌日、山頂近くの藤七温泉を貸し切り状態で堪能する。


八幡平高台から八幡沼
秋田駒ヶ岳あきたこまがだけ (1637m) 秋田県 平成15年7月28日
早朝、御生掛温泉・大湯沼を散策。9時過ぎに田沢湖からバスに乗り換え、八合目まで行く。10時、八合目登山口から登り始めた。20分ほど登って片倉展望台に着いたが、霧で何も見えなかった。ここから、ゆるやかな尾根を登った阿弥陀池周辺は、高山植物が群落をなしていた。湖畔わきから、男岳へ10時50分、引き返して男女岳へ11時30分に着いたが、霧で何も見えなかった。下りにかかり、横岳を過ぎる頃、男女岳(秋田駒ヶ岳最高峰)などの山頂が顔を見せるようになった。12時25分、八合目登山口に着いた。 下山後、乳頭温泉(鶴の湯、黒湯、孫六)を梯子入湯して、田沢湖温泉に泊。眼下に田沢湖が広がっていた。
翌日、角館にへ


秋田駒ヶ岳・焼森山より男女岳
蔵王山ざおうさん熊野岳(1841m) 山形・宮城県 平成15年8月3日
昼食後、1時20分に蔵王・刈田岳から登り始める。とは言っても、ゆるやかな広い尾根道である。しばらく右手に蔵王のシンボルである『お釜』を眺めながら歩く。30分ほどして山頂へのガレた道を登り、2時に誰もいない蔵王最高峰・熊野岳に着いた(今回で3回目)。残念ながら周囲はガスっていて展望は得られなかった。山頂の尾根道をしばらく進んでお釜を目指して下り、元の道に出て、2時30分に刈田岳に着いた。
蔵王周辺を散策し、遠刈田温泉に泊。


山頂熊野神社 山頂尾根より火口湖・お釜

栗駒山くりこまやま(1627m) 宮城・岩手県
平成15年8月5日
栗駒・真湯温泉を8時、車で出発。9時5分、温泉が川となって流れる須川温泉登山口から登り始める。10分ほどで名残ケ原の湿原の木道となった。真っ正面に栗駒山が雲にかすんで見える。9時45分、乳白色に輝く昭和湖に着き小休止。ここから急な斜面を1時間ほど登って栗駒山の山頂に着いた。霧がかかって展望はなかった。10時50分、北ルート・笊森方面へ下る。途中から天気が回復してきた。11時40分、三途の川徒渉点から名残ケ原湿原を越え12時20分、登山口に着き、広々とした須川温泉に浸かり、平泉に向かう。
焼石岳やけいしだけ(1548m) 岩手県 平成15年8月6日
ひめかゆ温泉を5時過ぎに出て、悪路の林道を30分ほど車で行った中沼登山口から6時10分に登り始める。急な道を40分ほど登って中沼で小休止。ここから、湿原の中を木道沿いに進むが、周りが背丈以上の草木で展望はない。8時に銀明水の水場に着き、ほっと一息つく。しばらく登ったら濃霧の雪原となったが小さかったので助かった。8時30分に姥石平の平原に着く。周囲は見事なお花畑が広がっていた。平原からひと登り、9時15分に焼石岳の山頂に着いた。しばらくしたら天気が回復し、雲海から岩手山が頭を出していた。
9時30分下山。青空が出て一層、高山植物が輝いていた。11時45分登山口に着く。 花巻、遠野、夏油、秋保温泉に泊。


高層湿原の姥石平から焼石岳

平成15年8月18日
渋温泉から戸隠方面にむかう。雨が強くなってきたので雨具に着替え、飯縄山南登山口から登り始めた。8時25分、鳥居をくぐると最初の石仏・第一不動明王が表れる。このあと修験道の名残が残る、第二釈迦、第三文殊というように石仏が目印となっている。雨で樹林帯のため、単調な登りが続く。 一つのピークがある飯縄神社からぬかるんだ尾根を10分ほどして11時40分、山頂に着いた。雨と強風で3脚をセットするのに手間取った。 10分ほどで下山。近くの飯縄神社の中で昼食をとる。 12時15分、相変わらずの悪天候の中を下っていく。2時20分、元の南登山口に着いた。1組・数人しか会わなかった。
その後、飯山市内を散策し、野沢温泉へ。

七面山しちめんざん(1982m) 山梨県 平成15年9月15日 5時過ぎ、七面山温泉を出発。暗い林道を車で10分ほど走り、羽衣橋登山口から5時40分登り始めた。広い遊歩道のようなつづら折りの登山道には一丁ごとに石灯籠が立ち、休憩場が整備されていた。登りはじめて3時間、8時50分に敬慎院という大きな寺院と宿坊に着いた。ここから富士山が望めるはずが、曇っていて展望はなかった。しばらく休憩して山頂を目指す。30分ほどで、樹林に囲まれた頂上に着いた。誰もいなかった。9時40分に下山。標高差1500mだが、信仰の山だけに道は整備されていて快適に下っていき、11時50分に元の羽衣橋登山口に着いた。 周辺の寺院を散策後、西川温泉へ。

英彦山ひこさん(1200m) 福岡・大分県 平成15年10月12日
6時前に天瀬温泉を出発。7時40分、西側・表参道「銅鳥居(かねのとりい)」から登り始める。石畳の道を30分ほどして、奉幣殿に着いた。ここから登山道らしくなってきたが、樹林帯で雨模様、しかも50センチはある大きな紫色のミミズが大量に道に溢れていて不気味であった。途中、修験の名残りの寺院を幾つか越えて中岳へ、10分ほどして英彦山・南岳に9時15分に着いた。天気は雨模様で展望はなく、気温も低かった。
9時30分に下山。急なガレ場を下っていく。鬼杉や玉屋神社などを越えて、10時50分に奉幣殿に着き休憩。11時15分、元の登山口に着いた。 吉野ヶ里遺跡や日田の町並みを散策

毛無山けなしやま(1954m) 山梨・静岡県 平成16年4月30日
7時過ぎに下部温泉を出て、湯之奥登山口から7時50分に登り始める。ジグザグの急坂を1時間ほど登り、尾根道の平坦地に出た。そこは中山金山跡で、大名屋敷跡、女郎屋敷跡などが、狭い空き地となっていた。水場の沢を越えると地蔵峠下部の尾根に出た。真っ正面に富士山が朝霧高原から大きく存在感を示している。樹林の間から富士山を横にみながら1時間ほど登って11時40分、やや広々とした山頂に着いた。富士山を正面に見ながら食事をして、12時10分、元の道を下っていった。ほとんど人に会うこともなく2時に登山口に着いた。 その後、湯之奥集落や近隣を周り、翌日は、富士五湖等を散策。
燕 岳つばくろだけ (2763m)長野県 平成16年7月26日
前日、箱根から中房温泉へ。26日4時45分、中房温泉口から合戦尾根の急坂をペースを保ちながら登っていった。7時35分、合戦小屋で休憩。8時45分に燕山荘に着く。荷物を軽くして燕岳に向かう。途中に駒草の群落があり、写真に納める。花崗岩の白い道を30分ほど登って、9時15分、誰もいない狭い山頂に着いた。周りは霧で何も見えなかった。9時30分に元の道を引き返す。山頂下の平坦な尾根道で突然雷鳥が現れ、しばらく自分の周りをゆっくり歩いていた。10分ほど写真を撮りながら鑑賞する。 燕山荘の手前で雨が降り出した。山荘玄関で雨具を取り出し、食事を取りながら様子をみる。


山頂縦走路よりライチョウ
大天井岳おてんしょうだけ (2922m) 長野県 平成16年7月26日
10時45分、雨が小降りになってきたので燕山荘を出発する。30分ほどで雨が止んだ。まもなくして、岩峰群の岩の間に駒草の群落が何度か見えだしたが、周囲の山々は雲がかかって見えなかった。11時30分、大下りを登り返し、再び緩やかな縦走を進み、切通岩の分岐点に着いた。ここから大天井岳の山腹を巻きながら登っていくが、草木はなく岩だらけで遮る物はない。しかも、雨が降り出し、2日前にはこの周辺の同時刻に雷に打たれた人がいたということで緊張する。1時過ぎに大天荘に着き、宿泊の手続きをする。夕方、晴れてきたので山頂に向った。10分ほどで山頂に着いた。 翌日、ご来光を拝み、6時に出発。縦走路の両側は北アルプスの大展望が広がっていた。10時30分、中房温泉に下山した。


山頂下より日の出の槍ヶ岳
戸隠山とがくしやま(1904m) 長野県 平成16年8月1日
6時、杉木立の参道を進み、6時45分に戸隠奥社を参拝して登り始めた。昔、修験者が修行した五十間、百間長屋、西窟を過ぎ、岩場の連続となる。鎖を頼りにひたすら緊張した登りとなる。8時過ぎ、両側が一気に切れ落ちている難所・蟻の門渡りに着く。霧が覆っていて思っていたより厳しく見える。谷底から吹き上げる風が冷たく慎重に進んでいく。難所を越えたところで一息入れ、8時30分に八方睨の山頂、さらに20分ほどで戸隠山のピークに着いた。曇っていて展望は得られなかった。休憩後、山稜を縦走し、10時20分に一不動小屋に着いた。ここから、かつて往復した沢沿いの道を下って、11時40分戸隠キャンプ場に着いた。
翌日、池ノ平温泉から富山県に向かう。


岩場の山稜、両側が切れ落ちた蟻の門渡り
八海山はっかいさん (1778m) 新潟県 平成16年8月17日
8時40分、ロープウェイ山頂駅から樹林帯の尾根道を登りはじめた。9時45分、女人堂のきれいな避難小屋に着く。小雨が降り出したが、小休止している間に止んできた。薬師岳の急登を越え、千本槍小屋からは、八つの岩峰を登り返えしていかなければならない。鎖が付いてるとはいえ、慎重に岩をよじ登っていく。下りは、鎖に振られられないよう確実に足を降ろしていく。最後の岩峰・大日岳へは、岩場が真下に数百㍍も切れ落ちている絶壁であった。11時25分に誰もいない狭い山頂に着いた。周囲は曇っていたが、駒ヶ岳や中岳などの山々が見渡せた。11時40分、岩場を下り、さらに登り返して12時10分、最高峰・入道岳に着いた。帰路は、巻き道を下り、2時40分に、山頂駅に着いた。翌日、六日町温泉から月潟村に寄り、会津西山温泉に向かう。


入道岳山頂より、八海山・八ツ峰の岩峰
茅ケ岳かやがだけ (1703m) 山梨県 平成16年9月19日
9時10分に茅ヶ岳登山口から登り始めた。樹林の林道を進み、やがて、山道に変わり、岩がゴロゴロし始めてきた。10時5分、女岩の水場に着いた。10分ほど休憩して、樹林に覆われた急斜面を登り、稜線に躍り出た。急坂を少し登った所に「深田久弥終焉の地」の石柱と塚があった。2年前に氏の『百名山』を全山登頂しているので、報告とご冥福をお祈りする。11時10分に山頂に着いた。樹林に覆われていたが、天気も良く、木々の間から周囲の山々が見渡せた。11時35分に尾根道を下山する。1組しか合わず、1時10分、登山口にある深田記念公園に着いた。ここで小休止後、宿泊地・増富温泉に向かう。


深田久弥終焉の地
由布岳ゆふだけ (1583m) 大分県 平成16年10月16日
別府から、やまなみハイウェーを通って、12時20分に正面登山口から登り始める。真正面に由布岳が草原から両裾を広げて立っている。しばらく草原の道を進み、樹林帯の登山道となって、12時50分に合野越の分岐に着いた。ここから九十九折りの登山道となる。人気の山だけに、たくさんの登山者とすれ違った。やがて樹林帯を抜け視界が広がり、足下には湯布院盆地が箱庭のように広がっていた。2時過ぎに鞍部のマタエに着き、岩場の壁を登っていく。鎖はあるが不安定である。2時25分、山頂に着いた。10人ほどがいた。山頂から九重山、阿蘇山等の山並みが広がっていた。2時40分下山。元の道を快適に下っていく。3時50分に元の登山口に着いた。
翌日、臼杵磨崖仏や竹田市等を回って長湯温泉に泊。


登山口草原より由布岳